消化器内科
「胃が痛い、もたれる」「胸やけがする」「便の調子が悪い」など、お腹の不調は誰にでも起こりうる身近な症状です。しかし、その不調の裏には、逆流性食道炎や胃潰瘍、さらには胃がんや大腸がんといった重大な病気が隠れている可能性もあります。
高槻市宮田町にある私たち尾花医院では、日本消化器病学会および日本消化器内視鏡学会の専門医である院長が、食道、胃、十二指腸、大腸といった消化器全般の診療を専門的に行っています。
消化器の病気は、早期発見・早期治療が非常に重要です。当院では、患者様の負担を少しでも軽減できるよう、精度の高い内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を、夕方や土曜日にも実施しております。JR摂津富田駅からもアクセスしやすく、平日は19:30まで診療しておりますので、お仕事などで日中の受診が難しい方も、安心して検査を受けていただけます。お腹のことで気になる症状があれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
消化器内科で診る主な症状
以下のような症状が続く場合は、お早めに当院の消化器内科を受診してください。専門医が詳しくお話を伺い、原因を突き止めます。
- 胸やけ、呑酸(酸っぱいものが上がってくる感じ)
- 胃の痛み、胃もたれ、胃の不快感
- 吐き気、嘔吐
- 食欲がない
- 腹痛(みぞおち、下腹部など)
- お腹の張り(腹部膨満感)
- 下痢
- 便秘
- 便に血が混じる(血便)、黒い便が出る
- 急な体重減少
- 健康診断の便潜血検査で陽性を指摘された
- ピロリ菌の検査・除菌をしたい
これらの症状は、一時的なものから、治療が必要な病気のサインまで様々です。自己判断せず、まずは専門家にご相談ください。
消化器内科で診る主な病気
当院の消化器内科では、以下のような幅広い消化器疾患の診断と治療に対応しています。
上部消化管(食道・胃・十二指腸)の病気
- 逆流性食道炎 胃酸が食道へ逆流することで、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。胸やけや呑酸が主な症状です。
- 急性胃炎・慢性胃炎 胃の粘膜が急に、あるいは慢性的に炎症を起こしている状態です。胃痛、吐き気、胃もたれなどの症状が現れます。
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 胃酸によって胃や十二指腸の粘膜が深く傷ついてしまう病気です。みぞおちの痛み、特に空腹時や夜間の痛みが特徴的です。ピロリ菌の感染が大きな原因の一つです。
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染症 胃の中に棲みつく細菌で、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、そして胃がんの発生に深く関わっていることがわかっています。内視鏡検査や呼気検査などで感染を診断し、お薬で除菌治療を行うことができます。
- 機能性ディスペプシア 胃の痛みや胃もたれなどの症状があるにもかかわらず、内視鏡検査などではっきりとした異常が見つからない病気です。
- 食道がん、胃がん 早期の段階では自覚症状がほとんどありません。内視鏡検査による定期的なチェックが早期発見の鍵となります。
下部消化管(大腸)の病気
- 過敏性腸症候群(IBS) ストレスなどが原因で、腸の運動機能に異常が起こり、腹痛を伴う下痢や便秘を繰り返す病気です。
- 感染性腸炎 ウイルスや細菌の感染によって起こる腸炎で、急な下痢、腹痛、発熱などが主な症状です。
- 大腸ポリープ 大腸の粘膜にできるイボのようなものです。多くは良性ですが、一部はがん化する可能性があるため、内視鏡検査で発見した際に切除することが推奨されます。
- 大腸がん 日本人のがんによる死亡原因の上位を占めるがんです。早期発見できれば内視鏡での治療も可能であり、完治が期待できます。血便や便秘、下痢、便が細くなるなどの症状が出ることがありますが、初期は無症状のことがほとんどです。40歳を過ぎたら、症状がなくても一度は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。
- 潰瘍性大腸炎、クローン病 腸に原因不明の炎症が起こる病気で、国の指定難病です。専門的な治療が必要であり、大学病院などと連携して診療を行います。
当院の消化器内科診療・内視鏡検査
私たち尾花医院は、地域の皆様が安心して消化器の病気の相談や検査を受けられるクリニックでありたいと考えています。特に、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)には力を入れており、患者様の苦痛を最小限に抑えるための様々な工夫を行っています。
専門医による質の高い診療と検査
院長は、消化器病と内視鏡の両分野において、豊富な知識と経験を持つ専門医です。些細な症状からでも病気のサインを見逃さず、的確な診断を行います。内視鏡検査においても、熟練した技術で、精密かつ苦痛の少ない検査を提供します。
苦痛の少ない内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
「内視鏡検査はつらい」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。当院では、ご希望に応じて鎮静剤を使用し、うとうとと眠っているような状態で検査を受けていただくことが可能です。また、鼻から挿入する細いスコープを用いた経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)も選択でき、吐き気が少なく、検査中に会話も可能です。日帰り大腸ポリープ切除術もご相談可能です。
お忙しい方でも検査を受けやすい体制
当院の大きな特徴として、平日の夕方(19:30まで)や土曜日にも内視鏡検査を実施している点が挙げられます。お仕事や家事、育児などで日中に時間を確保するのが難しいという方でも、無理なく検査のスケジュールを組んでいただけます。JR摂津富田駅や高槻市バスのバス停からも近く、アクセスも便利です。
検査後の丁寧な説明
検査が終わった後は、撮影した画像を一緒にご覧いただきながら、院長が直接、分かりやすく結果をご説明します。今後の治療方針や生活上の注意点などについても、丁寧にお話しさせていただきますので、ご不明な点があれば何でもご質問ください。
院長より
高槻市宮田町の尾花医院、院長の尾花です。
消化器の病気は、食生活の欧米化やストレス社会などを背景に、年々増加傾向にあります。胃がんや大腸がんは、早期に発見できれば決して怖い病気ではありません。しかし、多くの方が「検査が怖い」「忙しくて時間がない」といった理由で、受診をためらわれている現状があります。
私は、大学病院などで消化器病と内視鏡の専門家として長年、数多くの患者様の診療と検査に携わってまいりました。その経験から、質の高い医療を提供することはもちろん、患者様が安心して気軽に相談でき、苦痛なく検査を受けられる環境を作ることが何よりも大切だと考えています。
当院は、「消化器専門のかかりつけ医」として、皆様のお腹の健康を守ることに強みを持っています。特に、お忙しい方でも検査を受けていただけるよう、夕方や土曜日の内視鏡検査に対応している点は、地域の皆様のお役に立てる大きな特徴だと自負しております。
「最近、胃の調子が悪いな」「便潜血で陽性と言われたけど、どうしよう」など、少しでも気になることがあれば、どうぞ一人で悩まず、私たちにご相談ください。皆様が安心して健やかな毎日を送れるよう、お手伝いさせていただきます。
